日本の会社のなかには、外国に比べて老舗が多く家族代々が守ってきたというところが数多くあります。
多くのケースが社長が亡くなったとき家族の長男が引き継ぐことになります。
社長や長男に兄弟姉妹がいたりすると、通常では遺産を分配しなくてはなりません。
でも、会社を分割することは難しいのが実情なのです。
そのため、亡くなられた社長や会社を受け継ぐその長男の兄弟姉妹が相続放棄するケースが多いようです。
そうすることで代々家が受け継いできた会社を割ってしまわずに守ることができるわけです。
そのため、家族経営をしているところでは相続放棄をすることが多いようです。
もちろん、そのとき、兄弟姉妹にメリットがないと思うと反発を受けることも多いでしょう。
家督を継いだ長男が遺産相続とは違う形で何らかのお礼をすることが多くあります。
大切な会社を守っていくためにも、一般の人々が思っている以上に相続放棄はとても重要だと言えるでしょう。