遺産相続に関して。

遺産相続の問題は、日本人が抱える難問の一つです。
「遺産」と言えば豪邸のドラマでしか聞かないフレーズに思います。
しかし土地や住居、各種の権利書や美術品など、意外と身近なモノが
相続の対象となっています。
そして意外と世間的には知られていない事ですが
借金などのネガティブなモノまでも、相続の対象となっているのです。
相続イコール大金が入る、という大まかなイメージを抱いてしまう事も
多いのですが、現実の世界ではマイナス材料である故人の借金や債務までも
相続の対象に含まれているのです。
ドラマや映画とは違い、相続とは一攫千金の機会ではなく、
場合によっては遺族にとって、負担となるケースも珍しくありません。
亡くなった、あるいは亡くなる親族の経済状態や人間関係によっては
残念ながら、借金などの債務の方がプラスとなる遺産を上回る事もあります。
そういったケースの場合、残された遺族は早々に
遺産相続の権利(見方を変えれば借金を支払う義務)を手放す必要があります。
街の弁護士や司法書士に依頼して、相続放棄の手続きを施したほうが賢明です。

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