近年は日本の社会全体が一層高齢化に拍車がかかっていますから、今後多くの方々が亡くなられたご両親の遺産を巡る、親族間での相続問題に直面される事と思います。
ちゃんと法律によって残された親族の数によって相続割合が決められているのだから、モメる心配など無いのではと思われる方もいらっしゃるでしょうが「ウチは亡くなるまで面倒を見続けたのだから、その分大目に相続できないのは不公平だ」といった具合に、本来決められた割合よりも多めの相続を希望する親族が出てくるものなので、なかなかモメずにスンナリ遺産分割できるという方が珍しいようです。
そういった場合はいっそ「相続放棄」をアッサリと選択した方が賢明かもしれません。
特に亡くなった親御さんが残された財産が少ないような場合は、手間の割に得られる見返りは案外少なかったりするものですし、確定申告の際などの手続きも当然面倒になってしまいますので、ご自身に経済的な余裕があって面倒な事を避けたいのであれば、非常に賢明な選択だと言えるでしょう。
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